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水文化継承事業は、2025年度に従来の事業名「水との関わりを知るための創造事業(水・地域創造事業)」から改称し、水環境健全性指標に基づいた『調査ツールアプリ等「水辺へGo!」の開発・運営』及び「水環境健全性指標の普及・教育」並びに「登録水辺データの提供」の3つの事業を行っています。
水環境健全性指標は、環境省の提案する「水辺のすこやかさ指標」(別名:水環境健全性指標、愛称:みずしるべ)のことです。環境省が2009年に公開した、自然なすがた、ゆたかな生きもの、水のきれいさ、快適な水辺、地域とのつながり、の視点から川を取り巻く水環境を調べる際に活用できる指標です。この指標を活用することで、多様な視点から川などの水環境を見ることを学ぶことができます。学校での総合学習や住民・NPO等の環境学習において、地域に根ざした環境学習を行う際のツールとして使用することが期待されています。この「水辺のすこやかさ指標(みずしるべ)」の5つの視点(5つの調査軸)は、以下のとおりです。
当財団設立者の株式会社日水コンでは、自社のCSR事業(知識・技術を活かした地域社会への貢献)として、上記環境省の「水辺のすこやかさ指標(みずしるべ)」を使用する『水辺へGo!』アプリ(iPhone版・Android版・Web版)を2018年~2019年に開発し、自社の専用ホームページ上で公開しました。一般市民が水辺調査を行う際、無料の本アプリを利用することで「水辺のすこやかさ指標(みずしるべ)」に沿った調査となるよう、この指標とアプリの普及に取り込んできました。2021年には、英語版アプリ(iPhone版・Android版)がリリースされ、少ないながらも海外からのユーザー登録があり、海外においても市民による水辺調査に役立てられています。
2020年7月に、株式会社日水コンを設立者とする一般財団法人日水コン水インフラ財団(現.公益財団法人水・地域イノベーション財団)が設立され、2022年4月に同社から「水辺へGo!」事業を引き継ぎました。現在は、当財団がこのアプリを一般市民・行政に無料で提供し、多くの方が水辺を身近に感じ、水辺が地域の魅力を創造する資源になることを目標に活動しています。
当財団では、株式会社日水コンから引き継いだ「水辺へGo!」事業を「水文化継承事業」として掲げ、「調査ツールアプリ等「水辺へGo!」の開発・運営」、水環境健全性指標の普及・教育」及び「登録水辺データの提供」の3つの事業を行っています。水環境健全性指標調査ツール「水辺へGo!」は、どなたでも無料で利用することができます。