川の水、生き物、景色、普段の生活での利用など、川をとりまく全体を川の環境として調べます。

各項目は、三択で判断していきます(判断できない項目は無記入のまま登録可能です)。

できるだけ川の写真をとり、判断した理由(わけ)を書いてみましょう。

       

第Ⅴ軸「地域とのつながり」

「地域の人々やその場所を訪れる人たちが、どの程度、その川に親しみ、その川を大切にしているか、普段の生活の中でその川(水)がどのように係わっているか」といった川と地域とのつながりの深さを調査します。

         

※より詳しい情報は、環境省マニュアル「みんなで川へ行ってみよう(PDF)」をご覧ください。


①川にまつわる昔の話を聞いたことがありますか?

歴史的、文化的な事物の有無、その保全、継承の状況を調査します。これらは、地域の水環境の歴史や文化的な特色を表すものであり、そこに住む人々にとって大切な“もの”や“ことがら”をいいます。川と地域との係わりについて調べましょう。

[有形の資源]
史跡、歌碑・記念碑、記念館、文学などです。実物を見たり地域の人たちにたずねてみたりして、調べましょう。
①治水や利水に係わるもの:旧河道、道路、橋、川岸、渡し場、昔の治水構造物(霞堤、水害防備林など)、取水・分水堰、堀、わんど
②動植物に係わるもの:河畔林、並木、名木、稀少・貴重種の生き物や植物
③その他:文化財、神社、石仏、水神様、川に係わる歌や詩や俳句、文芸作品の記念碑など

[無形の資源]
景勝地、川や川周辺で長年行われているお祭りやとうろう流しなどの行事や習慣、伝統的な川や水に関係する仕事、川を歌った詩歌や文芸作品、伝説・民話などです。地域の人たちにたずねてみたりして、調べましょう。

石碑や歌碑を見つけて、調べてみましょう。


②水辺には近づきやすいですか?

水辺に近づくことができるかどうかによって、人々の川への親しみが違ってきます。また、水際まで行くことができても、川に入れない、水にふれられないところでは、親しみが少なくなります。現地で実際に水辺に近づき、簡単に水にふれられるかどうか、ふれられる箇所が多いかどうかを調べましょう。また、川や生き物を紹介するようなパネルや看板があるかどうかなども調べましょう。

水辺まで降りられる階段
川のなかに飛び石

③多くの人が利用していますか?

地域の人たちが実際に川(水)を利用しているか、水辺を訪れているか、またどのように利用しているかを調査します。散策、釣り、レジャー、スポーツなど、どこ(水辺や水上など)で、どのように利用されているかを調べてみましょう。


④川の水を利用した産業活動はありますか?

調査する川の水が、飲み水としての利用、農業としての利用、漁業、工業、舟運、観光など、地元に限らず利用されているかどうかを調査します。わたしたちの飲んでいる水がどこからきているのか、家庭で使用した水がどこに流れているのか調べましょう。また、調査する川の水を利用してどのような産業活動が行われているのか、川を見たり(観光客が川に来ているか、漁業をしているかなど)、川岸に立ててある標識を見たりして調査しましょう。

飲料水
農業用水
漁業利用
工業用水

⑤水辺の環境活動は行われていますか?

対象とする水域で、環境を守るための活動や環境学習などを行っている住民団体があるでしょうか。また、学校が総合学習などで川を利用しているでしょうか。このような川を対象にした様々な活動の状況を調べましょう。

[調査前に行うこと]
市役所の情報コーナーや市民活動サポートセンターなどで、環境保全や自然観察会などのイベントに関するチラシや資料などを調べましょう。環境活動をしている団体や活動の状況を知ることができます。さらに、インターネットなどで個別の団体を調べることで、活動の内容が詳しくわかるかもしれません。環境団体の活動場所(川の場所など)について調べて、地図の上に整理すると、どこでどのような活動が行われているかを知ることができます。

[現地で行うこと]
実際に行っている、環境保全活動、自然観察会などの活動を調査します。直接、その活動を見たりできることが少ない場合には、川岸に設置されている案内看板、ビオトープの看板などから活動の状況を調べましょう。

ごみ拾い活動
野鳥観察会

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