⼀般財団法⼈⽔・地域イノベーション財団では、2022年度(助成期間:2ヶ年)及び2023年度(助成期間:1ヶ年)に助成⾦を交付した団体、並びに2023年度に⽀援⾦を交付した団体を対象に、 2024年度⽔・地域イノベーション財団成果発表会を開催しました。
当日は、発表者8団体並びに理事長など財団関係者及び財団設立者の(株)日水コン関係者をあわせ、25名が会場とオンラインで参加しました。
開会に当たり、野村理事長より「それぞれの研究がこの場だけではなく広がっていくことを期待する」との挨拶があり、その後各団体の発表となりました。 NPO法人日本水循環文化研究協会は欠席のため、事前に提出されたビデオによる発表が行われました。
特定非営利活動法人あらかわ学会は里帰り桜の実態調査、中央大学研究開発機構は玉川上水の通水による東京の水循環についての調査、社会変化と水インフラ研究会は土木学会誌での座談会やワークショップの様子、東京大学大学院新領域創成科学研究科はネパールでのヒ素検査の様子や啓発活動、みずとみどり研究会は設立30周年記念イベントの開催、沖縄県立宮古総合実業高校環境班は地下水の調査の様子、野田の清水顕彰会は「野田の清水」と「犬丸梅苑の実ウメ」を使った梅ジュースの製造過程について、発表していただきました。
発表後のフリーディスカッションは、時間の都合により2団体のみとなり、5団体は後日事務局にて質疑応答をとりまとめることとなりました。 当日は、特定非営利活動法人あらかわ学会へは森田評議員より小中学校に残っている桜の現状について、中央大学研究開発機構へは清水事業部長より雨天時の溢水の現状やダムの運用等について、野⽥の清⽔顕彰会へは北村評議員より今後の展開についての質問があり、それぞれご回答いただきました。
最後に石井晴夫評議員会議長から、どれも素晴らしいテーマであり社会変化に対応しつつ研究を続けてほしいとの謝辞があり、閉会となりました。